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計画された敷地は院長のゆかりの無い土地で完全な新規開業となり、交通量の多い場所でもあったため通行者の記憶に残る建築が必要だと考えた。建築家・建築史家の藤森照信氏が命名した「看板建築」と言う言葉を我々の中で再解釈し、看板となるファサードに厚み(スキマ)を持たせ、その背後の建築との関係性、余白の使い方、光の取り入れ方、来院者のプライバシーの守り方、公衆建築としての外観、佇まい等を検討した。診療所から切り離された外観は自由な形状、開口を持たせる事が出来、その自由度と素材強度・与える印象からRC造とし、外観から解き放たれた診療所は必要な機能に特化出来、コストを優先した木造とした。切り離された双方を水庭が再び引き寄せアプローチ - 待合 - 診療所と内外から感じられるようにする事で来院 - 治療 - 帰路まで一続きの流れを生み出している。

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所在地: 群馬県高崎市

用途 規模 : 歯科医院
敷地面積 : 588.44㎡
施工面積 : 126.79㎡
ブログ :
b r e a k b l o g

設計 *s t u d i o L O O P
施工 土橋工務店|土橋 誠

掲載:

alpha books デンタルクリニックデザイン辞典 Vol.1

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