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ご家族3人のための住宅。敷地は西側道路で3方が住宅に囲まれていた。限られた予算と要望であったプライバシー性から2階を仕切りのない開放感あるリビング空間とし、個室を1階に配する事で上下の面積バランスを整えた。それは同時に構造的負荷のかかる1階の壁を増やし耐震性も高めてくれる。平面、断面共に台形とする事で内外に窄みと広がりを併せ持つ視覚的効果をもたらした。南面をあえて閉ざし、建物東側に隣地との遮蔽壁にもなる奥行きある中庭を設けプライバシーへの配慮と、外部へ半分開き、半分閉じたような光を呼び込む豊かさが現れた。それはまた家族が多くの時間を過ごす場に地上との距離を生むと同時に空との距離を縮めることで感覚的な安心感をもたらし、光を通じて季節や時間の流れを感じ、SMILEが絶えない住まいになったのではないだろうか。